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タイガと釧路市の人たち 

taiga.jpg

釧路市動物園のタイガが亡くなったのが残念でならない。

このアムールトラをご存知だろうか?

双子の雌のココアとともに、後ろ足に障害を持って生まれた。

釧路市動物園の園長さんと飼育員さんたちは

懸命に麻痺を治そうと赤ちゃんトラ2頭の世話をした。

長く生きるかわからない動物のために無理を承知で

園長さんは市長さん(だったと思う)に虎のための予算を立てて欲しいとお願いした。

市長さんは市議会にこの議題をかけてくれて、

驚くことにこの二頭のための予算が通った。

この当時、釧路市は大変な財政難だったという。

また、財政難じゃなくても、多くの市ではこういう話は却下だろう、ということだった。

私はこの話を聞いたとき、釧路市の姿こそがあるべき姿だと思った。

横浜市だったら通らないだろう、死ぬかもしれない動物のための予算なんて。

でも今生きている動物のために、それから

その動物のために努力している人たちのために

予算が割かれてしかるべきなのだ。

釧路市の人たちもまたこの2頭のために

募金活動を行って、みんなで支えようとした。

そういう人間たちの気持ちに応えるかのように、

タイガとココアは成長するにつれてどんどん良くなり、

足をひきずりながらも歩くまでになった。

しまいには少し早足に駆けるぐらいになったのだ。

その映像は感動的だった。

障害を跳ね飛ばした2頭の姿もそうだけれど、

タイガとココアの存在そのものが

人々の温かさの象徴のように見えた。

力に見えたのだ。


だから残念でならない。

タイガのほうがココアより重度の変形を患っていたが

どうやら死因は別なことらしい。

ココアにはせめて長生きして欲しい。
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[ 2009/08/26 15:10 ] ひとりごと | トラックバック(-) | コメント(-)